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ごあいさつ

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開業医(事業主)と会計事務所は車の両輪関係

常時知悉(開業医と家族の生活背景を知る)

常時知悉(開業医と家族の生活背景を知る)私ども税理士法人日本医業総研は、その名が示すとおり、医療機関、特にクリニックの税務会計業務を、コンサルティング部門を担う株式会社日本医業総研との連携でサポートする会計事務所です。株式会社日本医業総研の創設は会計事務所に端を発しますので、創業事業の会計部門を新たに税理士法人化し、担う機能を明確に分化したものです。

個人立のクリニックにおいて会計事務所が果たす役割は、事業の収支・税務会計のみを管理するのではなく、事業主である院長の生活背景や、家族も含めたライフプランまでを理解し健全な方向にマネジメントすることにあります。確定申告における売上や利益などの数値は、事業の年次成果を示すものですが、事業の長期的なビジョンや、院長・家族のみならず、事業に関わる人達にとって望ましい経営のあり方は必ずしも数値のみで判断できるものではありません。また時には、経営に対する理非曲直を正す判断・指導も会計事務所には求められます。そこで重要になるのは、医療のプロである院長と税務会計のプロである私たちのフィフティ・フィフティの立場における信頼関係であり、院長や家族の生活背景を理解するということが、その第一歩となります。

私たちの仕事は、ルーティンのデスクワークではありません。常に院長に密着し、現場に入っていきます。例えば、医療機器などの資産を新規に購入された時は(もちろん、導入計画から関与するわけですが)、出向いたクリニックで、自らの目で機器を確認します。事実との整合性に基づく精度の高い帳簿を前に、初めて真剣な経営の話になるわけです。

過去会計における納税は成果の一つですが、私たちは決算の予測(決算プレメイキング)、納税計画、先行管理等のいわば未来会計による提案に心掛けています。結果の前に、そのプロセスを院長に理解していただき、納得して納税していただくことが、結果として院長の経営力を高めることにつながります。

スタッフ一人ひとりが事務所の代表者

スタッフ一人ひとりが事務所の代表者会計事務所の大勢を占めるといわれる小規模事務所では、所長(税理士)が中心的にクライアントに接し、スタッフは日々デスクワークに勤しむという役割分担が少なくありません。しかし、その業務形態では、所長一人の持つキャパシティを超えた仕事の広がりは期待できませんし、スタッフの向上心や新たなチャレンジへのモチベーションも生まれません。それは、事務所としての成長をも妨げることを意味します。

私たちは、日本医業総研グループに共通するスタッフ一人ひとりが主役でなければならないとの考えから、それぞれが担当クリニックを持って主体的に業務を遂行しています。同じ診療科のクリニックであっても、開業の背景や事情はさまざまですし、院長からの相談内容も一様ではありません。一見シンプルに思える税務会計業務も、クリニックの個別の事情に照らし合わせると答えは一つではなくマニュアルも存在しません。それを、原則的に担当スタッフの裁量で判断し、完結させなければならないだけに責任は重大ですし、常に自ら研鑽を積む意識がなければ務まりません。そうしたプロとしての職務能力と同時に、院長やご家族のご意見に真摯に耳を傾ける謙虚さも大切で、そこから真の信頼関係が育まれます。職場と仕事を通じて自らを高め、クリニックの成長を促す。そこに、喜びややりがいを感じる人こそが私たちの求める人材です。

クリニックの成長が私たちの成長

クリニックの成長が私たちの成長現在、私たちが会計顧問として継続的なサポートをさせていただいているクリニック数は、東京エリアで90件余、大阪エリアで60件余に上り、毎年、二桁のクリニックが新規のクライアントとして加わります(平成25年度、18件)。また、新規に開業をされ、私たちが開業後をサポートするクリニックの約3割が、早期に個人事業から医療法人化を果たしています。これはもちろん、院長を始めとするスタッフ皆様の尽力による成果ですが、日本医業総研グループがその一助となっていることも自負しております。

開業医と私ども会計事務所の関係は、よく車の両輪に例えられます。基軸を共有し、同一のベクトルで目標に向かって走る。どちらか一方が先走ってしまうと決して直進はしない。故に、共に悩み、課題をクリアしながら医療サービスと強固な経営体制を構築し、地域に不可欠な社会資源として定着する。そうした事例の蓄積が私たちのスキルをも高めます。クリニックの成長は、私たち日本医業総研の成長でもあるわけです。

すべてのクリニックが、必ずしも開業時から順風満帆な業績を達成できるわけではありませんし、開業さえすれば即右肩上がりに患者さんが増える時代でもありません。経営課題はさまざまですが、事業の成功という目標を共有し、院長と同じ目線で悩み考え提案をする。その結果、これで事業が確実にうまくいくと確信できる瞬間があります。その達成感、そして院長からの「ありがとう…、おかげさまで…」という労いの一言が、明日からの私たちの頑張りの源です。

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